定年退職後の進路、新たな職を探すにあたり、希望職種の理にかなった資格取得目標にたどり着きました。何故この資格なのか、どういった経緯でなのか紹介したいと思います。
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なぜ危険物取扱者なのか?
新しい職を探すにあたっての第一条件が、副業でアフェリエイトをしながらできそうな仕事である。どんな職種でも土日を使えばできるわけだが、副業ながら積極的にアフェリエイトに従事したい気持ちがある。
色々調べているうちにたどり着いたのが、サービス業での夜勤。夜間は客足も少なく、ノートPCかタブレットがあれば暇な時間帯にアフェリエイトができるのではないかと画策。なかでもセルフのGS(ガソリンスタンド)の夜勤は定年退職者が多く、業務内容も煩雑ではなさそうなので第一志望とした。
では、どうすればGS勤務ができるのだろうか? 調べたところ、危険物取扱者の資格取得が必要だと判明したのである。
危険物取扱者とは
危険物取扱者っていったいどんな資格なのか?
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。
引用:一般財団法人 消防試験研究センターHPより
ガソリンは危険物なのでGS勤務には資格(危険物取扱者)が必要ってこと。
さらに調べてみると、危険物取扱者にはいくつかの種別、ランクがあるようだ。
甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。又甲種もしくは乙種危険物取扱者が立ち会えば危険物取扱者免状を有していない一般の者も、取り扱いと定期点検を行うことができます。 丙種危険物取扱者は、特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)に限り、取り扱いと定期点検ができます。
引用:一般財団法人 消防試験研究センターHPより
甲種:オールマイティー、乙種:専門職、甲種:見習い みたいなランク付けがあるらしい。
3種類の危険物取扱者|GS勤務に必要な資格
ではGS勤務には、どの種別の資格が必要なのか?資格の各種について、もう少し詳しく見てみた。
甲種
消防法上の第1類から第6類まで、すべての「危険物」を取扱いできるスーパーバイザー的資格。
この資格者が立ち会えば、無資格者も危険物を取扱いできます。
乙種
第1類から第6類の危険物のうち、取得した資格の危険物のみ取扱いできます。
甲種同様この資格者が立ち会えば、無資格者でも危険物を扱えます。
丙種
かなり限定的で危険物分類の第4類のうち、ガソリンや灯油など特定の危険物のみ取扱いできます。
しかも無資格者の立会い業務はできません。
と言うことで、甲種か乙種のガソリンが取り扱える種別の資格があればGS勤務ができることがわかった。では、ガソリンはどの種別なのか?
引用:消防庁平成30年版 消防白書より
この表によると、ガソリン、灯油、軽油などGSで取り扱う商品が含まれるのは第4類となるので、目指すべき資格は、最低でも乙種第4類となることがわかった。可能ならば、上位資格の甲種合格を目指したい。
資格試験ってどんなの?
危険物取扱者試験の合格率・難易度
まずは気になる合格率から見てみよう。
甲種の合格率と難易度
甲種の合格率は35%前後。スーパーバイザー的な資格だから、第1類から第6類まで全ての危険物について学習しなければならない。また、後述するが、試験科目に物理・化学があり、科目の一部免除もないから結構難易度は高いと言えそうである。
乙種の合格率と難易度
乙4の合格率は33%弱。甲種に比べ危険物の範囲は第4類に絞られるから試験範囲は少なくてすむ。
物理・化学の試験科目もあるが、甲種に比べて基礎的な出題が多いらしい。
ただ合格率は甲種とほぼ同じであり、難易度が高いのは変わりないか?
試験内容
試験科目
試験科目は甲種、乙種(乙4)ともに3科目。「危険物に関する法令」、「(基礎的な)物理学及び(基礎的な)化学」、「危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法」となる。
物理・化学の難易度は、甲種が大学レベル、乙種が高校レベルらしい。甲種はちょっとハードル高いか?
「危険物の性質~」の問題は、甲種が全6類20問に対し、乙種は資格取得対象の分類限定の10問で、試験の出題範囲が狭く出題数も少ない。
これを見る限り、乙4受験が試験勉強の負担も少なくていいのかも?
今後の受験スケジュールを考慮の上、要検討である。
引用:一般財団法人消防試験研究センターHPより抜粋
試験の方法
甲種・乙種ともにマークシート方式の五肢択一式で、試験時間は甲種/2時間30分、乙種/2時間。
試験内容にもよるが、問題数からして時間には十分余裕がありそうだ。
受験資格
乙種には受験資格がないが、甲種には受験資格が必要らしい。
受験資格をざっくり列挙すると、
- 大学等で化学に関する学科・過程を修めて卒業した者
- 大学等で化学の授業科目を15単位以上修得した者
- 乙種危険物取扱者免状を有する者で、実務経験2年以上
- 修士、博士の学位を授与された者で、化学に関する事項を専攻した者
- 乙種危険物取扱者免状を有する者で、 次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者 〇第1類又は第6類 〇第2類又は第4類 〇第3類 〇第5類
これらに該当する場合は、受験資格を有し、願書提出時に所定の各証明書類を添付等することで甲種受験が可能となる。(※ 詳細は一般財団法人消防試験研究センターHPまで)
で、筆者自身は受験資格があるのか?
一応理系の大学卒で、化学系の授業科目が多かったので、「大学等で化学の授業科目を15単位以上修得した者」に該当するか、単位取得証明書を取り寄せてみることにした。
試験手数料
試験手数料(消費税非課税)は下表のとおりです。払込み方法は書面申請と電子申請で異なります。なお、一旦払込みされた試験手数料は、お返しできません。
試験手数料
甲種/6,600円(非課税)、乙種/4,600円(非課税)。
時間30分、問題数10問のわずかな差で、2千円も高くなるのは何故か?
願書・受験案内などの入手方法
受験案内・受験願書等は、消防試験研究センター・関係機関、各消防本・消防署の窓口で無料で配布している。受験願書及び受験料支払いの郵便振替払込受付証明書は全国共通とのこと。自宅や勤務先の最寄りの消防署でもらうのが手っ取り早い。
まとめ
取り合えず危険物取扱者の資格試験の概要は以上の通り。
これから受験に向けて、取得免許の種類(甲種か乙4か)や試験日程・試験会場などの検討することになる。機会があれば、資格取得に向けての記事、幸運を勝ち取った暁には、合格体験記などの記事をアップしていきたい。
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